国内株式のESG指数を新規採用し、
リバランスを実施しました
2023年4月14日
GPIFでは、インデックス・ポスティングにおいて様々な指数の情報収集を行っており、ポスティングされた国内株式のESG指数について審査を実施しました。審査の結果、以下のジェンダー・ダイバーシティ指数を採用し、2023年3月にその指数に基づくパッシブ運用を開始しましたので、お知らせします。
種別 | 指数名 |
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テーマ型 | Morningstar Japan ex-REIT Gender Diversity Tilt Index (以下、GenDi J) |
<指数の特徴>
- Equileap社による企業のジェンダー・ダイバーシティに関する取組みの評価に基づき、指数構成銘柄のウエイトを調整
- 同指数の組入対象企業数は930銘柄注1と国内上場企業を幅広くカバー
- 業種ウエイトは中立化されており、低いトラッキングエラーと低い売買回転率を実現
<宮園理事長のコメント>
GPIFでは、投資先及び市場全体の持続的成長が運用資産の長期的な投資収益の拡大に必要との考えの下、ESG要素の一つであるジェンダー・ダイバーシティに注目した国内株式及び外国株式のパッシブ運用を行っています。
このたび、Morningstar社のGenDi J指数を新規に採用し、既存のESG指数に基づくパッシブファンドの運用資産から一部(5000億円相当)を回収し、同指数に配分することで運用を開始しました。今回のESG指数間での運用資産の配分・回収は、ポートフォリオ全体のリスク管理の一環として行うものです注2 。
ESG投資は長期投資が前提であり、特定のセクターやファクターに偏りがあることで、ESG以外の要因により、投資パフォーマンスが大きく左右されることは望ましくないと考えています。これからも次世代の被保険者の皆様に必要な積立金を確保する観点から、GPIFではESGを考慮した投資を推進してまいります。
(注1)2023年2月28日時点。
(注2)詳細は「ESG株式パッシブ運用の改善に向けた取り組み」参照
以上