2024年度の運用状況
2024年度第3四半期 | 市場運用開始以降 (2001年度~2024年度第3四半期) |
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収益率 | +4.31%(期間収益率) | +4.40%(年率) |
収益額 | +10兆7,032億円(期間収益額) うち、利子・配当収入は1兆3,932億円 |
+164兆3,463億円(累積収益額) うち、利子・配当収入は55兆94億円 |
運用資産額 |
258兆6,936億円(2024年度第3四半期末現在) |
複数の資産に投資することで、リスクを抑えながら期待収益率を上げる「分散投資効果」を用いて、基本ポートフォリオ(長期的な観点からの資産構成割合)を策定しています。
運用資産額・構成割合(年金積立金全体)
第3四半期末 (2024年度12月末) (年金積立金全体) |
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資産額 (億円) |
構成割合 [4資産] |
構成割合 [債券・株式] |
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国内債券 | 664,256 | 25.51% | 50.08% |
外国債券 | 640,046 | 24.58% | |
国内株式 | 650,739 | 24.99% | 49.92% |
外国株式 | 649,232 | 24.93% | |
合計 | 2,604,273 | 100.00% | 100.00% |
- (注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
- (注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金(2024年12月末で1兆7,337億円)を含みます。
- (注3)為替ヘッジ付き外国債券及び円建ての短期資産については国内債券に区分し、外貨建ての短期資産については外国債券に区分することとしています。
- (注4)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は1.65%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。
- (注5)約定日ベースで算出しています。また、株価指数先物取引の想定元本等を加味しています。
宮園理事長コメント
2024年度第3四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント
2024年度第3四半期(10月~12月)は、米国で景気がソフトランディング(軟着陸)するとの見方の下で、好調な企業決算や米国大統領選挙で当選したトランプ大統領による経済政策への期待感等を受け、米国の主要株価指数が一時過去最高値を更新する等、国内外で主要株価指数は上昇し、また長期金利は上昇(債券価格は低下)しました。なお、日米金利差が拡大したため、為替は特に米ドルに対して円安となりました。
このような背景から、10月から12月までの運用資産全体の運用実績はプラス4.31%となりました。
引き続き、長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。
第3四半期運用状況に関する解説動画
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