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「企業インタビュー(結果概要)」の公表
について

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2024年5月に公表した「第9回機関投資家のスチュワードシップ活動に関する上場企業向けアンケート」回答企業のうち、協力が得られた30社強に対してインタビューを実施しました。このたびインタビューの結果として、企業から見た機関投資家のエンゲージメントに関する評価や課題を取りまとめました。概略はすでに「2024/2025年 スチュワードシップ活動報告」において報告していますが、その内容を「企業インタビュー(結果概要)」として以下の通り公表します。

実施の背景・目的

GPIFは、制度上、株式の自家運用が認められていないため、企業との「建設的な目的を持った対話(エンゲージメント)」や議決権行使を外部の運用会社に委託しています。GPIFではこうした背景のもと、委託先である運用受託機関の活動をモニタリングするとともに、企業とのエンゲージメントを促進する様々な取組みを実施しています。その活動の一環として、「機関投資家のスチュワードシップ活動に関する上場企業向けアンケート」を毎年実施しています。これはGPIFの運用受託機関によるスチュワードシップ活動が企業にどのように受け止められているかなどを把握するためのものです。

2024年度は、同アンケートに回答いただいた企業のうち、ご協力が得られた30社強の皆様にインタビューも実施し、率直なご意見を直接お伺いしました。このインタビューは、機関投資家による上場企業に対するエンゲージメントについて、企業から見た評価や課題を具体的に把握し、GPIFのスチュワードシップ活動に関する取組みの改善に役立てることを目的としています。また、その結果を機関投資家等の参考に供することで、インベストメントチェーン全体の好循環の構築につなげるねらいもあります。ご協力いただきました企業の皆様におかれましては、お忙しい中ご対応いただき、誠にありがとうございました。

本インタビューの公表内容が、企業向けアンケートの結果とともに、運用受託機関および企業の皆様のご参考となれば幸いです。また、いただいた貴重なご意見は、今後のGPIFと運用受託機関との対話や、スチュワードシップ活動のさらなる改善に活用してまいります。

実施要領

インタビュー対象 「第9回機関投資家のスチュワードシップ活動に関する上場企業向けアンケート」回答企業のうち、ご協力いただいた企業(33社)のIRご担当者等
実施期間 2024年4月~12月
実施方法 GPIF職員の往訪又はオンラインによるインタビュー
調査事項 機関投資家によるエンゲージメントの有益性、改善が望まれる事項等

本資料の内容・構成

内容 インタビューで聴取した事項を基に、機関投資家のエンゲージメントに関して、企業から見た評価や課題を抽出しまとめたもの(文責:GPIF)
構成 Ⅰ.全般、Ⅱ.資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応、Ⅲ.サステナビリティ(ESG)、Ⅳ.情報開示、Ⅴ.社外取締役と投資家との対話、Ⅵ.議決権行使、Ⅶ.内外機関投資家、Ⅷ.その他(株式投資家と債券投資家)

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