よくあるご質問
- Q運用目標を教えてください。
運用目標は賃金上昇率+1.7%
GPIFによる年金積立金の運用は、主務大臣である厚生労働大臣が定めた「第4期中期目標」(2020年度~2024年度)において、「長期的に積立金の実質的な運用利回り(積立金の運用利回りから名目賃金上昇率を差し引いたもの)1.7%を最低限のリスクで確保すること」が求められています。
年金積立金の長期的な運用目標=賃金上昇率+1.7%
資産運用の世界では、運用目標に賃金上昇率が使われることは一般的ではありません。それではなぜ、年金積立金の運用目標は賃金上昇率を基にしているのでしょうか。理由は公的年金の保険料収入と年金給付が、賃金水準の変化に応じて変動するからです。そして、このような収支構造のなかで年金積立金の運用が年金財政の安定に貢献するためには、長期的にみて賃金上昇率を上回る運用収益を確保する必要があるからです。
過去の運用実績は運用目標を上回っており、年金財政の安定に貢献しています。
詳しくは「年金積立金の運用目標とは」をご覧ください。
基本ポートフォリオについて
長期的な運用においては、短期的な市場の動向により資産構成割合を変更するよりも、基本となる資産構成割合(基本ポートフォリオ)を決めて長期間維持していく方が、効率的で良い結果をもたらすとされています。
GPIFでは、与えられた運用目標を満たしつつ、リスクが最も小さいポートフォリオとして基本ポートフォリオを策定しています。2020年度からは以下の基本ポートフォリオに基づいて運用を行っています。
詳しくは「基本ポートフォリオの考え方」をご覧ください。