オランダ公的年金基金との共同投資プログラムを開始しました
2024年4月8日
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、オランダの公務員年金基金ABPの出資を受けて同基金の資産運用を担うAPGアセットマネジメント(APG)と、海外先進国を中心とするインフラストラクチャー(インフラ)への投資を行う共同投資プログラムを開始しました。
<GPIF 宮園雅敬理事長のコメント>
GPIFは運用の多様化の一環として、オルタナティブ資産(インフラ、不動産、プライベート・エクイティ)の運用に取り組んでまいりました。今般APGと提携し、インフラ分野における共同投資プログラムを開始しました。それぞれの国を代表する公的年金基金として、APGとの長期的なパートナーシップのスタートに立てたことを嬉しく思います。GPIFは今後も被保険者の皆様の利益のため、長期的な投資収益の確保に取り組んでまいります。
<APG ロナルド・ワイスター最高経営責任者(CEO)のコメント>
APGとGPIFはオルタナティブ資産への長期的な投資というコミットメントを共有しており、自然な流れで今般のパートナーシップに至ったことを嬉しく思います。それぞれの被保険者や社会に長期的な利益を提供するために、志を同じくする長期投資家が協力するというニーズは高まっています。今般のパートナーシップはその動きに対応するものであり、APGはGPIFと共通の目標に向けて協働することを楽しみにしています。
<APGとは>
APGはオランダ最大の年金サービス提供機関として、480万人の加入者の年金を管理しています。教育、政府、建設、清掃、医療専門家などの職域年金の資産運用業務や加入者管理、年金給付などを担っています。2023年3月時点の資産管理額は約5320億ユーロです。ヘールレン、アムステルダム、ブリュッセル、ニューヨーク、香港、上海、北京に拠点があり、約3000人が働いています。